嵐・松潤「アラフェス」で株急騰 ポストジャニー喜多川か
ライブの登場シーンでは12年に行った初回アラフェスと同じにするなど“コアなファンにしかわからない隠れ演出”も埋め込み、ライブ終了後には、まるでライブを終えたかのように集まり、カンパイソングを歌うという特典映像も。
松本は「今回オンラインで同時にライブを見ることによって具体的な反応が見れて、新しい方法でつながれた」とコメント。ラストも嵐の初デジタル配信曲「Turning Up」で締め、デジタル分野で後れを取っていたジャニーズ事務所のイメージを払拭。オンラインを強みにした新しい形のライブを構築した。
■松潤=ポストジャニー喜多川?
同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。
「嵐がコロナ禍にたくさんの人を元気にした功績は偉大で、気負いなくこなす姿にスーパースターであることを痛感しました。嵐の特徴は5人が異なる才能のベクトルで正五角形を保っていること。以前は絶対的センターがいないことを“華がない”と辛口に言う向きもありましたが、逆に仲の良さが際立ち、親子ファンを増やした。松本さんのように演出担当がグループの中にいるからこそ、制作側との連携もとれて、リモートなのにライブ感のあるアラフェスになった。ファンでなくとも活動休止後の復活を心から願う“華満開”の内容でした」
活動休止後の進路については松潤だけが具体的な方向性が見えなかったが、今回ジャニー喜多川張りのプロデュース力を発揮。裏方としても十分やっていけそうだ。