同世代で独走!小松菜奈の魅力は「魔性と素朴」のギャップ
11月13日公開の「さくら」は、直木賞作家・西加奈子の小説が原作。北村匠海と吉沢亮の2人の妹を演じているのは、Google Pixel4aや黒柳徹子と共演したウーバーイーツのCMでもおなじみの小松菜奈(24)。
2014年に中島哲也監督の映画「渇き。」のヒロインに抜擢されて脚光を浴び、「近キョリ恋愛」「バクマン。」「さよならくちびる」など、映画を中心に出演してきた。モデルとしても資生堂「マシェリ」のCMなどで活躍して、同世代の女性から高い支持を集めている。
彼女が得意とするのは、自由奔放で周囲の人を振り回す、小悪魔な女性の役。自由奔放な役が得意な女優の先輩格には蒼井優や吉高由里子らがいるが、20代前半では小松が独走状態。今回の「さくら」で演じている長谷川美貴も破天荒なキャラクターで、吉沢亮が演じたイケメン兄のことが大好きすぎて、兄の恋人に敵対心を見せる。
映画のタイトルは、家族の愛犬の名前に由来する「さくら」だが、不安定な心理状態にある妹を好演している小松菜奈の妖艶な魅力は、桜よりも黒い薔薇を思わせる。