秋に躍動中のアラ還俳優5人 共通項は2本の「青春ドラマ」
現在活躍中のアラ還俳優に注目! バブル前の1983年、TBS系列で放送された2本の青春群像ドラマ「ふぞろいの林檎たち」「青が散る」に出演したのが共通点だ。
「ふぞろい」は中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、「青が散る」は石黒賢、佐藤浩市。この5人は50代半ばの石黒を除く4人は中井59歳、時任62歳、柳沢58歳、佐藤59歳。
中井は現在、テレビ東京系ドラマ「共演NG」で主演し、元カノ役の鈴木京香とコメディーチックなドタバタ劇を演じている。還暦を前にしょぼくれる男どもには羨ましくなるほどエネルギッシュ。同ドラマでは中井のミキプルーン、第一三共ヘルスケアのCMが流れる。中井は秋の褒章で紫綬褒章を受章。成蹊大学の先輩にあたる安倍前首相と会食するなどこの世代では珍しく政権寄りをあからさまにしている。
時任は上野樹里主演の「監察医 朝顔2」に出演中。震災で妻を亡くした刑事と監察医の娘との家族もの。家族思いの初老の男を好演、最近は年1、2本ドラマに出演するマイペースの俳優人生を送っている。
柳沢は10月18日の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に小堺一機、関根勤らと出演し、速射砲のようなしゃべりで2人をタジタジにさせた。
石黒は脇役としての存在感が抜群。大ヒットした「半沢直樹」はじめ、今年はすでに6本のドラマに出演。昨年はネット系を含めれば10作品近くに出演している。