浜辺美波はマイペースな愛されキャラ…新垣結衣の系譜継ぐ
しかし、普段の彼女は、マイペースで、おだやかなインドア派。存在感の中に秘める素朴で天真らんまんな魅力は、大都市圏ではなく石川県で生まれ育ったことの影響が大きい。
ある雑誌で取材したときには、担当女性編集者が同じ石川県出身だと知って、ふたりでローカル話に盛り上がっていた。
一方で、意外な面としては、10代の頃に取材したときに「ちょっと大雑把なところがあります」(雑誌「girls!」46号)と話してくれたことがある。
浜辺が演じる映画やドラマの登場人物に共通する、細かいことをあまり気にしない大胆さは、彼女自身の性格を投影しているようだ。そうしたいろんな要素がまだら模様のように組み合わさって、浜辺美波という女の子の愛らしさを構成している。
演技からもテレビ出演している姿からも一生懸命さが伝わってくるので好感度が高く、新垣結衣から流れる「マイペースな愛されキャラ女優」の系譜を継ぐ存在と言える。
その浜辺美波がピュアな存在感を発揮して天真らんまんな主人公を演じる映画「約束のネバーランド」は、脚光を浴びるきっかけとなった映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)をはじめとして、ライトノベルやマンガの実写化作品との相性の良さに定評があるだけに、注目度が高い。