嵐に携帯業界が白羽の矢 ジャニーズ“5G戦略”のしたたかさ

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■ドコモはSnow ManSixTONESを起用

 大晦日ライブも見逃し配信ナシとなると、5Gコンテンツが配信されれば、推しメンを見たい角度から見ることができ、リピートで見られる最新にして最後のコンテンツになること必至で、期待度は高まるばかり。競合のドコモも、1月から5GのメインキャラクターにSnow ManとSixTONESを起用し、実験的ライブを開催している。同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。

「コロナ禍で低迷したエンタメ熱を一気に上げたカンフル剤は『鬼滅の刃』と『嵐』ほかジャニーズ。閉塞感漂う時代に元気と夢を与えるジャニーズの影響力をまざまざと見せつけました。教え子たちを見ているとジャニーズは“必要経費”でカットはあり得ない。嵐の5Gコンテンツができれば“やらない選択肢はない”でしょう。5G拡大のもくろみが外れてしまった携帯業界にとって救世主になることは明らか。男性を中心にビジネスに携わる人たちはうがった見方をしがちですが、改めてオジサンたちもジャニーズを正当に評価すべきでしょう」

 コロナでますます明らかになったジャニーズの影響力。5G時代の2大キャリアーをジャニーズが席巻のようだ。

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