吉沢亮が孤軍奮闘 元イケメンばかり「青天を衝け」の限界
■草彅剛、高良健吾、堤真一、玉木宏…
徳川慶喜役の草彅剛(46)は言わずと知れた元人気アイドルだが、今やアカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞する演技派俳優だ。その一方で、薄い頭髪のカツラをかぶって育毛剤のCMに出演するなどイケメン枠からは遠ざかっている。栄一の従兄・渋沢喜作役の高良健吾(33)や満島真之介(31)はイケメンには違いないが、いまや性格俳優としての色合いのほうが強い。
堤真一(56)が「やまとなでしこ」(フジテレビ系)で松嶋菜々子(47)の相手役を演じたのも、玉木宏(41)が「のだめカンタービレ」(同)で若い女性ファンを歓喜させたのも遠い昔の話だ。
唯一、“旬なイケメン”として登場が期待されるのが岡田健史(21)だが、わずか20歳で亡くなった栄一の従弟・尾高平九郎を演じていることもあり、出演はそれほど多くはないはず。やはり、吉沢に頼らざるを得ないということになりそうだ。
「ドラマの展開は、スピード感があって非常に面白い。脇を固める役者陣も豪華なのに、いかんせんイケメンの少なさが気になります。前回の『麒麟がくる』が長谷川博己の一人の力量でそこそこ成功したので、NHKは吉沢一人でもなんとかイケると踏んでいるのかもしれません」(弘世一紀氏)