沢田研二の矜持と覚悟 コロナ禍でソロ50周年ライブ大盛況

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「コロナ対策で25分押し(遅れ)の開演だったのですが、そうしたことへの批判をも受け止めようとしていたと思います。ファンの前に姿を見せるのは1年4カ月ぶり。今回は、ちゃんと生きているぞという健在ぶりを示し、往年のファンも、いろんなものを乗り越えて会場に足を運ぶことで気持ちを形にした。そして、歌を通じて自分史の確認をしているような1時間半のステージだったと思います」

 往年のヒット曲を歌わないとの評判もあるが、ステージでは「時の過ぎゆくままに」「TOKIO」といった名曲を変わらぬベルベットボイスで聴かせ、ソロデビュー曲「君をのせて」などで、50年を振り返った。

「ソロデビューはザ・タイガース解散とおなじ1971年ですが、ソロ一本ではなく、バンド活動も続けたかったジュリーは、人気GSのメンバーが集まったPYG(ピッグ)という新たなバンドに参加しました。商業主義に走ったとか批判も浴びて、ものを投げつけられたり、ヤジも浴びせかけられていたそうです。そんななかでのソロデビューでしたから、先も見えない中、本人もそれでやっていけるのか、不安だったのではないでしょうか」(加藤氏)

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