<19>自伝をドン・ファン自ら2000部購入し仕事の関係先に押し売り
「私はこうゆうものです」
本を名刺代わりにしたのだ。
表紙に自分の写真がデカデカと載っているので効果てきめんである。一発で相手に覚えてもらうことができた。
■交際クラブの女性にも配る
そのうち交際クラブで紹介された女性に対しても配るようになった。
人気に火をつけたのは17年11月に放送された人気バラエティー番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「読書芸人」という特集だった。タレントの東野幸治さんが「紀州のドン・ファン」を絶賛してくれたからである。
この日にそんなのが放送されることを知らなかった私にとって、それは青天のへきれきであった。おかげで本は爆発的に売れたのだから、感謝するしかない。
そして彼に「面白いぞ」と薦めてくれたのが、お笑いコンビ「シャンプーハット」のてつじさんだと耳にした。彼への感謝も忘れない。(つづく)