「ジャニーズの母」藤島メリーさんの心温まるエピソード…自らタレントの弁当を作った
ジャニーズ事務所を、その立ち上げの時から支え続けてきて、“ジャニーズの母”といわれた藤島メリーさん(享年93)が亡くなった。
ジャニーズの多くのタレントが「母親のような存在」などとコメントしたが、少年隊の東山紀之(54)は「厳しいマネジャーであり、良き理解者であり、そして優しい母親でもあった」と文書でコメントした上で、「私はタレントを守る為なら、いくらでも悪人になります」と生前に彼女が話していたという逸話を明かした。
はっきり言って、芸能界の中でメリーさんを「怖い」と思っている人は多かったと思う。だが、それは、まったく違っていると考えている。
川崎麻世(58)に聞いたことがある。まだ、今とは違う小さな事務所だった頃に川崎はジャニーズからデビューしたのだが、仕事に行く川崎を2年前に亡くなったジャニー喜多川さんが車で送ってくれ、メリーさんは弁当を作って持たせてくれたそうだ。生活のあらゆる面倒を見てくれて、文字通り、「母親代わり」だったという。
ジャニーズを退所した田原俊彦(60)も、「退所をメリーさんに相談したら、すんなり認めてくれた」と明かしたことがあった。やめたいという人を無理強いすることなど耳にしたことはないし、邪魔するようなこともない。