<84>寝込みを襲った真夜中の家宅捜索…腕にはくっきりと指の跡が残った
「酒を飲んで何が悪い?いい加減にしろよ!」
■暴行を働いた警官
体を引っ張られているのも不快だったが、酒を飲んでいることを非難するような言い方にムカッとした。
「オレが酒を飲もうとあんたには関係ないことだろ。ふざけたことを言うなよ」
「ああ、いいから出て、出て」
私服の警官3、4人が私の体をつかんで玄関へ連れ出した。
「痛い、痛いって」
右の上腕部をつかんでいた警官の指が食い込んで強烈な痛みが襲った。
「逆らったら公務執行妨害だぞ。ほら出ろ!」
警官は私の悲鳴も気にせずに玄関から私を出そうとしたが、完全な暴行傷害である。塀の外には警察車両が何台か駐車していて、私はワンボックスの車両の後部座席で待機するように命じられた。
「警察はこんなことをするんですか?」