吉田鋼太郎「おいハンサム!!」60代ヒットメーカーの世界観が令和に刺さるワケ

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 ネット上には〈“あるある”と“ナシナシ”のバランスが絶妙で、ジワジワくる〉〈MEGUMIさんのお母さん役がサイコーにハンサム〉〈笑いの中に教訓があって、その入れ方に押しつけがましさがないのがいい〉など高評価が並び、〈今期ナンバーワン〉という声も多数ある。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「“オトナの土ドラ”にふさわしく、大人ウケしてますよね。特に今の40代後半から60歳前後の男性はテレビも見るし、ネット上に意見も書き込む。中高年世代に刺さっているようです」と、こう続ける。

「『おいハンサム!!』は昭和から平成前半くらいまで、営業マンがランチに立ち寄るような喫茶店に置いてあった週刊の漫画誌に載っていた4コマや見開きの短編漫画のイメージ。笑える“あるある”と、ちょっとした毒と、ほのぼのした温かさが心地良いのかと。短いエピソードの積み重ねでありながら、全体としてのつながりもあるし、お約束的な部分と同時に、想像の斜め上をいく展開もあって、クセになる。次週予告の入れ方もうまくて、もしかしたら……と思ったら、元フジテレビの山口雅俊さんのドラマだったんですね」

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