ヒカルが突きつけた「芸能人とユーチューバー、どっちがすごいのか」論争を考える
ヒカルをはじめ、ヒカキン、東海オンエア、フィッシャーズなど、素人同然の状態からスターになっていった専業の他に、本業と並行して動画配信を成功させている有名人も少なくない。朝倉未来や弟の海といった格闘家やスポーツ選手、芸能人でもとんねるずの石橋貴明や江頭2:50のほか、本田翼、川口春奈、仲里依紗などの女優陣はドラマやCMに起用される機会が増えるなど、動画配信が本業にプラスになっているケースもある。
一方、所ジョージ(「所さんの97チャンネル」3月1日現在、チャンネル登録者数38.3万人)など、YouTubeを始めている大御所もいるが(所の場合、趣味の部分に重きを置いていると思われるため、チャンネル登録者数を増やそうと躍起になっていないように感じられる)、明石家さんまやダウンタウン、有吉弘行やマツコデラックスなど、テレビで冠番組を持っている大物の多くは、YouTubeに参入していない。
■とにかく稼ぎたい芸能人たち
「テレビに出られなくなったことでYouTubeに参入した元雨上がり決死隊の宮迫博之のように、焼肉店『牛宮城』の経営に手を広げるなど、もはやお笑い芸人というより、稼ぎを重視したエンタメ路線に活路を見出している芸能人も増え始めています。どちらがいい悪いではなく、あくまで本人のスタンスの問題ではないでしょうか」(スポーツ紙記者)