著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

星屑の会「王将」は関西弁の役をずっと断ってきたでんでんさんが哀愁ある坂田三吉に

公開日: 更新日:

「星屑の町」という売れないムード歌謡コーラスグループのお芝居をずっとやり続けてきた。そのための演劇集団が僕と相方の小宮や、でんでんさんたちと立ち上げた「星屑の会」というユニットだ。いつの間にか三十有余年。「星屑の町」は20年以上何本かのシリーズを続け2016年に完結し、のんちゃん主役で映画にもなった。

 しかし、長年のファンの方から「もう本当にやらないんですか」と聞かれ、作演出の水谷龍二さんに聞いたら、「10年後」という答えが返ってきた。私や小宮が70歳、でんでんさんは75だ。よし、それを冗談で終わらせてはいけないと、すぐにスケジュールを立て、26年に「星屑の町~忘却篇」を公演することに決定した。

 でも、それまでにみんなどうなっているかわからない。途中で気持ちも変わるかもしれない。それなら中途で一回、リハビリのために公演をしようと企画したのが、13日から始まる演劇リハビリ公演「王将」だ。新作にしなかったのは、以前からこのメンバーで既存の名作をやってみたかったからであり、大々的に大きな劇場でやらなかったのは、もしお客の入りが悪かったりしたら次への良いステップにはならないし、初演を立ち上げたころの初心に帰りたかったからでもある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値