錦鯉の「どつき漫才」もいずれ排除? ウィル・スミス“ビンタ事件”がお笑い界に飛び火
“ビンタ事件”で非難囂々、米映画芸術科学アカデミーに退会を申し出た“不人気”俳優のウィル・スミスに、日本では割と同情的な声が少なくなかった。
3日放送の情報バラエティー番組「サンデージャポン」(TBS系)で、MCを務める爆笑問題の田中裕二も、妻でタレントの山口もえが同じように誹謗中傷されたらどうするかと聞かれ、「手が早いほうなので、グーでいっちゃうと思います」などと、苦笑いしながら答えていた。
ある在京キー局幹部は「とはいえ、もし田中さんが本当に生放送中に誰かをグーで殴ったら、間違いなくテレビに出演できなくなるでしょうね」とこう続ける。
「日本がアメリカと違うのはケンカ両成敗で、誹謗中傷した側も何らかのペナルティーを受けるだろうという点だけです。ウィル・スミスの妻をからかったコメディアンのクリス・ロックも、日本なら謝罪を求められたでしょう。ただ、たとえ家族が侮辱されたとしても、コンプライアンスに厳しくなっている最近の日本のテレビ界で、暴力を振るった側がおとがめなしというのはあり得ません」