「少年隊」植草克秀に不倫発覚…元超人気アイドルがたどる“その後の人生”の難しさ
「仕事に追われる日が続くと、永遠に続きそうな錯覚に陥り、自分の将来なんて考える暇もない。気が付くのは人気と仕事が目に見えて減っていくとき」(元アイドル)
気が付けば後輩たちが足元まで迫り、あっという間に抜かれていく。ローラースケートの7人組光GENJI、男闘呼組、そしてSMAPとタイプの違うグループが続いた。
後輩の台頭に少年隊は居場所をなくしていく。並行していた個人活動は活発化。植草と東山紀之は俳優に重きを置いたが、自然に差が出るのはコンビやグループの不思議なジンクスだ。俳優として抜きんでたのは東山紀之だった。必殺シリーズなどで主役の座を確立していった。植草も「さすらい刑事」や「渡る世間は鬼ばかり」などシリーズ物のレギュラーだったが、「個性と役の引き出しの多さが必要」といわれる脇役タイプではなかったため、次第に仕事は減少。近年は年1本程度でドラマに単発出演していたが、2018年を最後に途絶えた。
植草は個人としても居場所を失いつつあった。翌年7月、逝去したジャニー氏に代わり9月に滝沢秀明が副社長に就任。事務所の体制は変わり、20年に植草と錦織一清が事務所を退所。少年隊の名前は残したまま、事実上の解散となった。