「劇団文化座」最年少女優・原田琴音を直撃「佐々木愛の孫という看板をプラス思考で活用したい」
──今回のジョーは作者・オルコットの分身で、作家志望の役ですが。
「中学時代はバスケットボール部、高校時代はサッカー部のマネジャー。ずっと運動部だったので、文学を志向する文化系の役をどう自分に引き付けて演技するのかが難しくて、それが課題です」
──目標は?
「私も含めて若い世代にとって演劇は敷居が高くて、見る機会があまりないと思うんです。でも、大切な文化・芸術ですからこれからも守っていきたいし、私も大劇場から小劇場まで幅広い活動ができる役者になりたいですね。『佐々木愛の孫』という看板は重いけど、それをプラスにして活用するのもいいかなと思っています」
(聞き手=山田勝仁)
■文化座「若草物語」(作=ルイザ・メイ・オルコット、演出=西川信廣)は14~23日、池袋・東京芸術劇場シアターウエストで上演。