漫才コンビなすなかにし「東京にキャパ100くらいの“なすなかにし劇場”を建てたい」
那須 僕らも100人くらいのキャパで造りたい。
中西 会社が入ると松竹芸能の持ち物になるので、あくまで自分たちの劇場。だから資金繰りが大変ですよ。ま、会社の方も、ご厚意があるなら資金を出してもらってもいいかな。
那須 出してもらって(笑)。例えば、馬の一口馬主のように他の漫才師の方たちからも「一口劇場主」みたいな形で資金を募ってもいいのかなと。もちろん僕らが多く出資して。その場合は、なすなかにし劇場という名称に芸人たちから不満が出そうなので「いとこシアター」とフワッとした名前にします。
中西 僕はそれにはちょっと反対なんです。その劇場では常に僕らが舞台に立ちたいですから、一口劇場主になった他の芸人には使わせたくない。使わせると汚すし。僕らと一緒に出るならいいですけど。理想は完全なるなすなかにしのホームグラウンドにすること。芸人に貸してお金儲けするのは考えていないんです。
那須 お金儲けしないなら、ワンフロアを賃貸で借りるのもいい。例えばだけど、ケアハウスが入ってる建物に劇場を造るのもひとつのアイデアだと思います! ケアハウスにいらっしゃるご高齢な方たちを笑わせる。そうすれば我々が払う家賃はワンフロア分でいいから。