政治に翻弄されるBTSの現実 「釜山万博誘致イベント」大成功も…兵役免除案は結論出ず
ライブ中、JIMIN(27)が「もっと30年、40年!」、SUGA(29)が「今後20年~30年はこの場に」と発言するなど、グループ存続を意図する発言にファンは胸をなでおろしたが、12月にはメンバーのJIN(29)が兵役の期限を迎える。国連でのパフォーマンスなど、かねてBTSは“国策”として活躍している存在だけに兵役免除案も度々浮上しているものの、結論はいまだ出ていない。政治評論家の有馬晴海氏がこう言う。
■大統領支持率回復の材料に
「軍の音楽隊所属としてBTSがグループ活動を継続するのが尹錫悦大統領としては賢明では。メンバーが1人欠けると7分の1の人気が減るのではなく、半減することは明らかで、機会損になりかねない。日本でも自衛隊の音楽隊の存在意義を問われることがありますが、自衛隊でしかできない一糸乱れぬ正確な演奏が国家の威厳を見せるように、BTSも韓国の国力を示す存在になりうる。韓国は大統領制なので、大統領の鶴の一声で兵役ルール改正も可能ですし、国連での暴言など支持率が低下している尹錫悦大統領の支持率回復には最善でしょう。BTSは文在寅前大統領の肝いりではありましたが、彼らを“より活躍させた”ことで自身の評価を高めるほうが支持につながるはず。あとは兵役の内容、免除など、どう線引きするかの問題でしょう」
大統領が代わっても政治に翻弄される現実だけは変わらないようだが。