平野紫耀主演「クロサギ」が握る“ジャニドラマ”の評判 売れる神話の波及はどこまで?
最後の砦ともいえる「クロサギ」は、東急電鉄(東横線、目黒線、池上線、多摩川線)の中吊り広告で、全車両の片側から見ると「クロサギ」一色だが、もう片側からは見えないという仕掛けになっている。11月1日には、劇中に登場する甘味処「桂」の和菓子を参考にした「あずきもち蒸し」と「スナックサンド(蜜いも&ホイップ)」がコラボ商品としてフジパンから発売。12月1日には、新たに1商品加わる。
■美容誌の表紙で“平野売れ”現象
今月17日発売の美容誌「美ST(ビスト)」12月号では平野が表紙に。情報解禁後に予約が殺到し、発売前に増刷。同誌が増刷になるのはこれで5回目だが、うち3回は平野が表紙で、“平野売れ”神話は継続中。この勢いがドラマに波及するかも見どころだが、“山下クロサギ”は平均視聴率15.7%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)で、一度も1ケタに転じることなく全11話を終えている。ジャニーズウオッチャーでもあるエンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう言う。
「平野さんの人気は『美ST』で実証済み。バラエティー番組で見せる天真爛漫な天然キャラはお茶の間に愛されているので、狂気性を併せ持つ黒崎とのギャップが出せれば注目度は上がるでしょう。自分なりの黒崎をつくり上げれば、おのずと結果はついてくるはず」
先代の山下は「クロサギ」の単独初主演を皮切りに、どんどん昇格していった。今期低迷しているジャニーズドラマの評判は“令和のクロサギ”平野の双肩にかかっている。