岸田総理に処方したい映画「インサイド・ヘッド」 本当の「聞く力」を身につけて
当初はソフトな語り口、自らの言葉で語る政治家として国民の期待も大きかったのですが、公職選挙法違反の疑いがスクープされたり、旧統一教会と自民党との関係についてのコメントにも精彩を欠き、円安や防衛増税の影響で支持率も急降下。そんな岸田文雄氏への処方箋映画は、ディズニー・ピクサー映画「インサイド・ヘッド」です。
この作品は、少女の頭の中を舞台に、そこにすむ“喜び”“悲しみ”“怒り”“嫌悪”“恐れ”の5つの感情を題材にした物語。岸田総理は子息を秘書にしたり、「国民の責任」発言、党幹部は「賢明な国民ならわかるはず」と復興税を別用途に使おうとするなど庶民の感情を蔑ろにしている面ばかりが指摘されています。
インサイド・ヘッドに出てくるキャラクターたちはさまざまな感情を擬人化していて、少女の感情を変化する色やキャラクターでわかりやすく描いています。とかく人間は自分の感情が優先され、他人の感情はわからないもの。“賢明な”岸田氏には、ぜひこの作品を見て、国民の感情を理解して本当の「聞く力」をもって行動に示していただきたいと思います。