ありがとう週刊朝日! 101年の歴史の最後の最後に、読者から執筆者へ
話はここで終わらない。ぼくの訪問に気づいた編集部スタッフから取材申し込みがあり、後日ジャーナリスト安田浩一氏から休刊についてのインタビューを受けたのだった。さらには最終号のアンケート特集に参加を請われて回答もした。
つまり週刊朝日101年の歴史の最後の最後に、ぼくは読者から執筆者へと変態したのである。その瞬間、柩を引く、つまり挽歌をうたう資格を得たと言えるのではないか。たぶん。それにしても、まさか最終章にこんな壮大な伏線回収が待っているとはね。過去は変えられなくても、手にする未来で過去の意味を変えることはできる。できたぞ。ありがとう週刊朝日。いざさらば!