藤本美貴が“ママタレ女王”の座に! 3児の母親が幅広い女性層から支持されるワケ
■100均やスーパーと手を組むことで親近感
主婦からだけではなく、幅広い層の女性から支持されているのも特徴だ。その理由は、庶民の懐事情に寄り添っている点にある。100円均一ショップの大手・Watts(ワッツ)とコラボ。オトナ女子が持ちやすいシンプルアイテムをコンセプトに、第2弾としてピクニックアイテムを発売した。また、大手総合スーパーマーケットのイオンとは、これまで4度もコラボ。イオンのオリジナルブランド・ESSEME(エシーム)から発売される最新作はパンツやTシャツ、スカートなど、いずれも2000円から4000円でお求めやすい安価だ。
ミキティという知名度がありながらも、100均やスーパーと手を組むことで親近感が激増。そこでつかんだユーザーがユーチューブチャンネル「ハロー!ミキティ/藤本美貴」やインスタグラムに“還流”して、仲むつまじいミキティファミリーにふれる。テレビ、コラボ商品、SNSの全方位で好感度を高め、ママタレントとして不動の地位を築いた。
「ダンナが庄司さんなのも、人気を後押ししているかもしれません。庄司さんは民放レギュラー0本だけど、結婚以降10年以上にわたって『ミキティー!』と叫び続けることで、一発ギャグとして成立させた。それが夫婦愛に変換されて、いまでは『いい夫婦』のアイコンに。一家の大黒柱となったミキティ。かわいくて頼りがいがあって、家族愛に満ちた理想のママになりました」(エンタメライター・伊藤雅奈子氏)
群雄割拠のママタレ界。ミキティ時代はまだ続く。