野球賭博もみ消し依頼も 清原容疑者がすがった“黒い人脈”
Sとの電話で清原容疑者は、OBの名前を挙げて「○○は絶対にやってない。でも、週刊誌に載ったら終わり。ボクも警察に引っ張られてもいないのに書かれて、これだけ干されたわけやから。名誉毀損だなんだと言っても、書かれたら終わりやから。そんなんが出たら、収入ゼロになってしまいますから。ボクも収入ゼロになりましたから」とろれつが回らない、しかし、切迫した口調で繰り返している。
友人の将来をおもんぱかって必死に骨を折る――こわもての風貌と言動に覆い隠した清原容疑者の一面が垣間見えはするのだが、問題はこうした不測の事態が起きた時、安易に「黒い人脈」を頼り、またそうした交遊、パイプを持っているという事実だ。
■指定暴力団組長の誕生会で受付を
思えば現役時代から、薬物使用疑惑とともに、黒い交際のウワサも絶えなかった。巨人時代の99年には、山口組関係者と「賭けゴルフ」をしていた事実が露見し、そのことで別の暴力団関係者から恐喝されるという二重トラブルを起こした清原容疑者は、西武時代からその筋の連中との関係を周囲に吹聴していたという。