野球賭博もみ消し依頼も 清原容疑者がすがった“黒い人脈”
「優勝を決めた時のバットを某組織の姐さんにプレゼントしたら、組長からロレックスの時計をもらったと、自慢げに言っていたこともあった。それが、実際にそうなのかは知りませんが、ダイヤ入りのごっつい時計を見せびらかしていた。銀座や六本木はもちろん、遠征先の関西や名古屋でもとてもカタギに見えない人間と飲み歩いていたものです」(球界関係者)
現役引退後は、携帯電話に6代目山口組の中核組織である弘道会のストラップをつけ、ことあるごとに大幹部の高山清司若頭や竹内照明若頭補佐の名前をチラつかせていたといわれる清原容疑者。週刊文春によれば、昨年2月に同誌記者が清原容疑者とその取り巻きに囲まれた際も、「○○○の知り合いがおるんや」と指定暴力団の名前を挙げ、恐喝めいた発言を繰り返したというから、本人は構成員にでもなったつもりだったのではないか。
「逮捕以降、山口組との関係の深さがクローズアップされていますが、その筋との付き合いでいえば、清原は“全方位外交”ですよ。以前、山口組とは別の指定暴力団の有力組長の誕生会が浅草の料亭で開かれたことがあった。縁あってその場に顔を出して驚いたのが、受付に清原が立っていたことです。組長が組織とは別に持っていた表の仕事の社長として開いた宴席だったとはいえ、参加者のほとんどは事情を知っている。そんなところで受付をやり、まめまめしく頭を下げては、その筋の人間と親しげに会話をしている。どれだけ関係が深いのかとビックリしました。とにかくいろいろな筋の人間から清原の名前を聞きましたよ」(会社経営者)
クスリとヤクザは、一度でも関わりを持つと、それを絶つのは難しいといわれる。更生の道は険しそうである。