恒松祐里“夜の顔と朝の顔”変幻自在の演技力!「全裸監督2」「おかえりモネ」での見所を専門家が解説
恒松は「“全裸監督”に飛び込むことは大きな挑戦でした。オファーを頂いた時は本当に驚き、たくさん悩みました。でも怖いとか逃げたいよりも、やりたい。逃したくないが勝ちました」とコメントしているが、まさに体当たりで挑んだ。
一方、「おかえりモネ」では、野心満々の乃木とは対照的な、主人公のモネ(清原果耶)の幼なじみの野村明日美役を好演。こちらは明るくて快活な仙台の大学生だ。モネの悩みに、時に本音で語り合う“すーちゃん”をみずみずしく演じている。
■内に秘めたセクシーさ
まさに「夜の顔」と「朝の顔」、陰と陽を巧みに演じ分けているわけだが、「タレントパワーランキング」(アーキテクト)で女優の分析も手がける美少女・女優評論家の高倉文紀氏はこう語る。
「10代のときにも、『もみ消して冬』(19年)で実年齢より上の女性警官役を演じたかと思えば、一転して、『女子高生の無駄づかい』(20年)で女子高生役を演じたりしていて、いろいろな役をこなせる振り幅が大きい個性派女優だと思います。“カメレオン俳優”というのとは、若干ニュアンスが違う感じがしますが、素朴でピュアなビジュアルでありながら、内に秘めたミステリアスさやセクシーさがありますね」