<13>女性とHをするためだけに金持ちになったと公言「ホステスさんは私の財布が目当て」
■それでも通った高級クラブ
「どうですか、私の人生は面白いですか?」
「そりゃあ、面白いですよ」
女性とエッチをするためだけにお金持ちになったと公言する者など、見たことも聞いたこともない。人間というのは体裁を気にして見えを張ったりするものだが、目の前のドン・ファンは女性に対する欲望を隠さずに素直に吐露するのだから面白いのは当然である。
「あんたも相当遊んでいるようだな」
ドン・ファンが銀座や大阪のキタの新地の高級クラブでブイブイ言わせているのを聞いて、私もクラブのことを面白おかしく伝えると、彼は手を叩いて何度も喜んだ。
「いえ、私は仕事でホステスさんを口説いていたんです」
大物芸能人や政治家、財界人の愛人となっているホステスさんにそれとなく話を聞く仕事がある。どんな性格で、どこに住んでいるのかなどを探り、こちらの協力者にさせることができれば成功である。