著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<46>「労働時間が短くて済む」東欧の娼婦たちに人気だった日本人男性

公開日: 更新日:

 共産圏であっても「世界一古い職業」の女性はいた。ポーランドでは警察が管理しているらしく、一流ホテルのバーに入れるのはコネを持っている女性のようだった。むろんハンガリーでも、その手の女性たちが獲物を獲得しようと色目を使っていた。

 私は娼婦を買うことはなかったが、ブダペスト市内の5つ星ホテルのカフェバーの常連で従業員とも仲が良く、毎晩のようにコーヒーを飲みに通っていた。娼婦たちとも顔馴染みになり、誰も私に色目を使うことがなかった。

■労働時間が短くて済む

 日本人がバーに来ることは少なかったが、客としては人気があった。金払いはいいし、変態じみたこともせず、何より労働時間が短くて済む、という理由でだ。

 ある晩、娼婦のリーダー的存在のモニカという20代後半の女性とカウンターでバカ話に興じていた。彼女はバツイチで、子供は母親が面倒を見ていたらしい。化粧をバッチリ決めて甘い香水を匂わせ、大きな胸を私のひじに押し付けてくる。どうやら彼女なりのサービスのようだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出