症状もピタリ 花粉症の「眠気」とおさらばのオススメ薬

公開日: 更新日:

■「必要な時だけ」でOK

 石井院長は泌尿器科専門医であり、漢方専門医だ。患者の大半は主に泌尿器科疾患を抱えている人だが、花粉症のシーズンになると、「耳鼻咽喉科で処方されている薬では、眠くて仕方がない。効き目も弱い。ほかにいい薬はないか」と相談されることが非常に多い。そういう時は小青竜湯を勧め、さらに「毎日飲むのではなく、朝のニュースで流れる花粉症の飛散量情報をチェックし、今日はマズイと思ったら飲むように」とアドバイスするという。

「私や患者さんの経験から、小青竜湯は、服用して10~15分ほどで効いてきます。保険適用になっているのは1日3包ですが、1日6包くらいまでなら、副作用の心配はありません。まず1包服用し、効き目が弱いと思ったら、さらに1包追加する。昼も同じです。夕方以降は、花粉の飛散量はぐっと減りますから、症状が出なければ服用しなくていい」

 雨が降っている時も、夕方以降と同様に花粉の飛散量は少ない。
「飲むか飲まないか、朝の花粉飛散量情報で決められるのが、小青竜湯のいいところです。花粉症が治る病気なら薬を早めに飲み始めるなどの対策もいいが、現在は対症療法しかない。それに合っているのが小青竜湯なのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭