従業員半減で不調倍増…おさえておきたいうつ病必須知識

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「主治医が復職可能としても、“ならし勤務”をしてもらいます。最初の1カ月は午前中出社。うつ病は午前中の調子が悪いので、その時間帯に仕事ができるかを見ます」

 この間、締め切りのある仕事は任せず、メールの整理などをしてもらう。
「土日祝日以外は1日も休まずに勤務できたら、次の1カ月は定時までの勤務。こちらは9割以上勤務できればOKです」

 半日勤務、あるいは定時までの勤務が途中挫折したら、もう一度イチから始めてもいい。ただし、“ならし勤務”は最大3カ月。この間に半日勤務と定時までの勤務を1カ月ずつ続けられないなら、復職はまだ早い。

「半日勤務も、定時までの勤務も、『1カ月続ける』ことがポイント。うつ病から十分に回復していなければ、1週間は頑張れても、2週間目あたりから息切れがしてきます。無理して復職し、うつ病再発となれば、治りが悪くなります」

 企業の体制で“ならし勤務”のようなことができなければ、クリニックなどで「復職プログラム(リワーク)」を設けているところがあるので、利用するのも手だ。ただし、内容は千差万別なので、きちんとリハビリになりそうなところを選ぶことが大切だ。

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