おっぱい番長が指南 肩こりほぐす「乳トレ」は男性にも効く
★3)八の字ぐりぐり→お腹をほぐして胸の経絡を調整する。
一番下の肋骨に4本の指をぐっと差し込み、30秒ほど持ち上げるようにする。
いずれも実に簡単だ。多少痛くても我慢して行う。大胸筋の凝りがひどかったり、横隔膜の働きが悪くてお腹が硬くなっていると、思うように指が入らないかもしれないが、続けていると指がぐっと入るようになってくるという。
朝井氏が「乳トレ」を考案するに至ったのは、ある時ふと測った自分のバストが大きくなっていたことだった。
「CカップからEカップになっていました。そして、ウエストも3センチ減っていた。思い当たるのは『肩凝り解消』や『胸郭をもっと動かそう』といった健康の観点から、バストを中心にマッサージしていたこと。これはいいと思ったのです」
試行錯誤の末、編み出したのが現在の乳トレ。なぜこれが首・肩凝りにいいかというと、カチカチになった大胸筋がほぐれて柔らかくなるからだ。
「大胸筋は本来、体の動きに合わせてしなやかに伸び縮みする筋肉ですが、悪い姿勢やパソコン・スマホの使い過ぎなどで猫背になることで、大胸筋がつぶされて縮こまってしまいます。すると、首や肩の筋肉が、縮こまった大胸筋に引っ張られて凝りが生じる。首や肩をほぐすだけでは、凝りの根本的な原因は解決できません。しかし、乳トレで縮こまった大胸筋を柔らかくすれば、首や肩の筋肉が引っ張られなくなるので、結果的に凝りも解消します」