網膜剥離、緑内障…「近視の度数」が強い人に“失明”のリスク

公開日: 更新日:

 対策として、まずは自分の度数を知ること。度数が「マイナス3D以上マイナス6D未満」は中等度、「マイナス6D以上マイナス10D未満」は強度、「マイナス10D以上」は最強度の近視になる。

「中等度以上の近視なら、1回は精密な眼底検査を受けてください」

 人間ドックや健診での眼底検査は、緑内障発見にはいいが、強度近視による網膜剥離などはチェックできない。精密な眼底検査は、瞳孔を開いた状態(散瞳)で検査する。

「1回の検査で、網膜剥離などを起こしやすい状態かどうかがある程度わかります。もし、疑わしい所見が見つかったら、年に1回ほど定期的な精密眼底検査を受けてください。そうでない人は定期的な精密眼底検査は受けなくてもいいですが、次のことに留意してください」

 目の前を蚊が飛んでいるように見える飛蚊症が生じた、あるいはひどくなった。光を感じること(光視症)がしばしばある。いずれも網膜剥離の前兆だ。すぐに眼科を受診することを勧める。

 強度近視で視野の狭窄が起きており、緑内障と診断されたら、まだ進行がそれほどでなくても緑内障の治療が必要になる。

 自分の目を守るのは自分だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭