飲み会増える春は要注意 「急性アル中」の予防策と対処法

公開日: 更新日:

 新入社員や異動の歓迎会などで、飲酒の機会が増える季節になった。4月第1週は、花見中の人など急性アルコール中毒で救急搬送された人が都内だけで100人を超えた。最悪の場合、死亡する危険もあるだけに、対処法を知っておきたい。日本救急救命士協会の鈴木哲司会長に詳しく聞いた。

 急性アルコール中毒は、短時間に多量のアルコールを摂取することで起こる。胃から吸収されたアルコールは、肝臓のアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドと酢酸に分解されるが、分解が追いつかなくなるとアルコール血中濃度が上昇していく。アルコールには脳の中枢神経を麻痺させる作用があるため、血中濃度が上がると記憶障害、平衡感覚障害、運動障害などの症状がひどくなる。

 こうした症状のレベルは、アルコール血中濃度によって4つに分けられている。

①ほろ酔い(血中濃度50~100mg/dl)…全身がほてったり、顔が紅潮して陽気になる。

②酩酊(血中濃度100~250mg/dl)…判断力が低下し、千鳥足になったり、ろれつがまわらなくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭