飲み会増える春は要注意 「急性アル中」の予防策と対処法

公開日: 更新日:

 もし、吐瀉物が喉に詰まってしまったら、喉に手を入れて異物をかき出すこと。呼吸が停止した場合は、救急車が来るまで一次救命処置を行う必要がある。いざというときのために、人工呼吸と胸骨圧迫による心臓マッサージはできるようにしておくといい。意識がないのに無理に立たせようとしたり、強引に水を飲ませたりするのはNGだ。

 もちろん、自分が急性アルコール中毒にならないように予防策も講じておきたい。

「基本的な対策は、短時間に多量のアルコールを摂取しないことです。ただ、肝臓のアルコール分解能力は個人差が大きい。その日の体調によっても差が生じるので、“多量”といっても人それぞれです。まずは、自分の閾値を知り、体調と合わせて自己管理することが大切です」

 ついつい飲み過ぎてしまう“チャンポン”を避けたり、アルコールの吸収が早くなる空腹時の飲酒は控えたり、時間をかけてゆっくり飲むのも効果的だ。

 気持ち悪くなって頭がボーッとしてきたら、とにかく水を飲み、アルコールを尿と一緒に排出する。アルコールの分解を早めるチョコレートやゼリーなどの甘い物を食べるのもいい。

 楽しいはずの飲み会を台無しにしないためにも、急性アルコール中毒の予防と対策は万全にしておきたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末