痩せたいなら食事制限よりも「急ぎ歩き」で階段上り下り

公開日: 更新日:

「1000キロは歩けなくても、急ぎ足で歩くと消費エネルギーは倍になり、階段などで負荷をかけると消費エネルギーは4倍になります。こうした負荷をこまめにかけると、やせるのにも効果的です」(川上教授)

 効果的運動に関しては、早稲田大学重点領域研究機構持続型食・農・バイオ研究所の田中史子管理栄養士もこう指摘する。

「ただ単にやせればいいというので摂取量を落とすだけでは、10年後には体も肌もボロボロになります。やはりタンパク質やアミノ酸、ミネラルなど総合的に栄養をとり、そして適度な運動でやせていくことが理想的です。しかし、一度、肥満体形になった体をやせさせるには並大抵の努力ではダメ。かといって極端な絶食も体調を壊します。だから、できることから少しずつ継続的に行うことが大事です」

 例えば、急ぎでなければ駅や会社や自宅で、できるだけ階段を使用する。電車では座らない、歩くときは時々大また・速足で……、といった日々の小さな積み重ねが大事だという。これらを持続的にやることで、骨格、皮下脂肪、筋肉の身体組成のベースがしっかりと保たれる。

 頭を使わない運動は、時間の無駄遣いなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育