四十膝、五十膝が増加中…正座がキツイは“壊れる”サイン
歩けないほどではないので放置しがちだが、対策を講じなければ「自然に治る」といったことはない。軟骨の摩耗が進み、立ったり座ったりや、階段の上り下りなどがつらくなり、外出が困難になる。生活の質が下がるばかりか、活動量減少でより筋力が低下する。肥満を招き、生活習慣病のリスクが高くなる。
「強い痛みが出てからより、四十膝や五十膝の段階で対策を講じた方が、結果的に楽。病院に行かずとも、毎日のちょっとした対策で可能です」
■ダイエットとコラーゲン摂取も併せる
まずは、別表で四十膝・五十膝のチェックを。1つでもチェックがついたら四十膝・五十膝の可能性がある。特に、3~5と9は典型的な症状だ。
該当する人はさっそく対策だ。
「四十膝・五十膝は、日常生活の姿勢や歩き方に問題があるケースが多い。X脚やO脚、膝が内側に入る、関節が硬い、外反母趾、膝が反り返っているなどです。対策としては、足先と膝頭を真っすぐ前に向けて、体の真ん中を意識して立つ」