四十膝、五十膝が増加中…正座がキツイは“壊れる”サイン

公開日: 更新日:

 四十肩、五十肩ならぬ「四十膝・五十膝」を放置していないか? 症状が悪化してから対策を講じるのでは遅い。

「季節の変わり目に膝が痛いと感じたら、『四十膝・五十膝』かもしれません」

 こう指摘するのは、埼玉県済生会川口総合病院皮膚科主任部長の高山かおる医師。高山医師は爪の変形、たこ・うおのめ、糖尿病性足病変などを主に診ているが、これら足のトラブルは膝と密接な関係にあるという。

「足の使い方が悪ければ、足のトラブルの治療をしても再発します。そして足の使い方は、X脚、O脚といった膝の間違った使い方と切り離せません。長年の膝の間違った使い方で膝に負担がかかって軟骨が摩耗し、やがて膝痛を生じる人が多いのです」

「膝痛=高齢者」とのイメージが強いが、実は症状が出始めるのは40~50代。膝の間違った使い方に、肥満運動不足による筋力低下が加わり、膝が悲鳴を上げ始める。

 これが「四十膝・五十膝」だ。さらに、気温が下がる秋以降は膝や足全体の血液やリンパの循環状態が悪くなり、痛みを強く感じやすいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇