では、どうするかというと、放射線と化学療法の併用です。文太さんもこれで膀胱がんを克服。2007年に「半年から1年」と宣告された余命を大幅に延長し、14年に亡くなる直前まで7年も元気に前向きに生活されていました。
日本は治療が手術に偏る傾向がありますが、欧米は小倉さんや文太さんのステージ2なら放射線が選択されます。文太さんの充実した晩年は、その選択の結果です。小倉さんも「まだやりたいこと、いっぱいある」と語っています。膀胱がんで前向きに生きたければ、外科医が勧める手術以外の方法も考えるべきだと思います。