生活環境も大きく影響 医師が教える「ボケない食生活」

公開日: 更新日:

 第2週の今回は、将来の認知症リスクを減らす食生活を紹介する。認知症の原因は、大半がアルツハイマー型認知症だ。これは遺伝因子のほかに生活環境が大きく影響するという。だから食事も大事な要素で、何を食べるかが重要になる。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏に聞いた。

■1日1回の青魚

「1日1回以上、マグロやサバなどの青魚を含む魚介類を食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、アルツハイマー型認知症のリスクが5分の1以下に低くなります。魚に含まれるEPAやDHAはコレステロールを下げますし、動脈硬化の予防効果もあります。生活習慣病にならないことは、認知症のリスクを減らすことにもつながりますからね」

 厚労省の推奨するDHAとEPAの1日の摂取量は1000ミリグラム。マグロの刺し身(トロ)なら3~5切れ程度で、「魚介類が苦手な人はサプリメントでも補えます」。

■カマンベールチーズ

「カマンベールチーズの白カビは、発酵されたミルクで作られています。このカビは、アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドベータを取り除いてくれる働きがあると考えられています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…