【虫さされ】チャドクガに直接触れずとも毒針はささる

公開日: 更新日:

 その後、さされた患部に抗ヒスタミン薬とステロイド成分を配合した市販の外用薬をとりあえず塗っておく。2~3日しても症状が改善しないようなら、きちんと皮膚科を受診しよう。

 ハイキングなどで野山に入るようなときには「マダニ」にも注意しよう。かまれると、「重症熱性血小板減少症候群」「ライム病」「日本紅斑熱」「ツツガムシ病」などの感染症を媒介する可能性があるからだ。

 マダニの成虫の大きさは通常3~4ミリで、一度かむと血を十分吸い取るまで離れない。首やわきの下、ヘソの中など皮膚が軟らかい部分にかみつきやすいので、野山から帰ったら体についていないか確認しよう。

「かまれていたら根元からピンセットで挟み、ゆっくり抜き取る。ただし、無理にはがそうとするとマダニの顎が皮膚に残ったり、病原体をもっていればかえって広げてしまいます。自分で抜くのが難しければ皮膚科で切開してもらってください」

 かまれて熱が出るなどの異常があれば、必ず病院を受診しよう。むやみに怖がる必要はないが、野山に入るときは帽子の着用、長袖、長ズボン、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくしよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動