がん手術の過去によって職場を追われた患者さんもいる
しかし、それぞれの職場環境など現場にはさまざまな違いがあるうえ、個人個人のがんの種類や状態も違います。さらに個人情報の保護も重要になってきます。そうしたことから、がん患者や患ったことがある人が働くことについて、社会的にもまだまだ理解されていないのが現状なのです。
就労について不安がある場合は、がん診療拠点病院や認定病院に設置されている相談支援センターに相談するのもひとつの方法です。会社に産業医がいる場合は、支援を受けることができます。
一生のうち2人に1人はがんになる時代です。がんを患っても心配することなく働ける社会になって欲しいと願います。