著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

胆のう・胆管がん 男性は若くして女性は高齢で発症する

公開日: 更新日:

 胆管は肝臓でつくられた胆汁(脂肪の吸収を助ける消化液)を十二指腸まで送り出すチューブ、胆のうはその途中にあって胆汁を一時的に蓄えておく袋状の臓器です。合わせて「胆道」と呼ばれることもあります。

 胆管は太さ1センチ、長さ十数センチ程度のチューブ状の臓器、胆のうは長さ10センチ、幅数センチのナス状の小さな臓器です。お腹の中心にあって、周辺には血管やリンパ節が密集しているため、膵臓や肝臓などの周辺臓器や、腹膜に転移(腹膜播種)しやすいことが知られています。

 とくに腹膜播種は、がん細胞が腹膜全体にまき散らされた状態で、予後はかなり厳しくなります。この段階で医師から余命宣告を受けることが少なくありません。2015年に亡くなった川島なお美さんも胆管がんで、最後は腹膜播種だったのではないか、ともいわれています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主