【目の奥が痛い】あおむけに寝て下手に目を触らない

公開日: 更新日:

 目の奥の痛みは「疲れ目」でも起こるが、激しければ「急性緑内障発作」の可能性がある。通常の緑内障(慢性型)では、ゆっくり進行していくので自覚症状がほとんどない。ところが急性緑内障は、突然眼圧が急上昇して目に強い痛みが出る。「おはらざわ眼科」(東京都北区)の小原澤英彰院長が言う。

「急性緑内障発作を疑うポイントは、頭痛、吐き気、充血、視力低下を伴うことです。ほとんどが片側性で、発症した目の瞳孔が反対側の目より開いています。眼圧が上昇しているので、目に触れると硬くなっています」

 年をとった遠視気味の人に起こりやすい。夜間に発症しやすく、目の奥の痛みが強く、頭痛があるので、たいがいの人は脳卒中を疑って救急車を呼ぶことが多いという。それで病院で頭部CTを撮って脳に異常がないことで発覚することがよくあるという。

「夜間に起こりやすいのは、暗がりで瞳孔が開きやすいからです。瞳孔が開くと、目の中を循環している『房水』という液体の流れをふさぎやすくなる。緑内障の原因は房水の排出路の障害です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ