【高脂血症治療】上位100品目の使用総数は49億7019万錠
コレステロールは食事からが3割、体内でつくられるものが7割。さらに後者の7割が、肝臓でつくられます。つまり全身のコレステロールの半分が、肝臓由来というわけです。スタチンには、肝臓におけるコレステロール生産を抑える働きがあるため、高脂血症治療の主役の座を任されています。クレストール、リピトール、メバロチンは代表的なスタチン薬です。また10位のアトルバスタチンは、この系統のジェネリックです。
リピトールとグレープフルーツ(ジュースを含む)を一緒に取ると、副作用が生じることがあります。しかしクレストールでは、問題ないといわれています。気になる人は医師・薬剤師に聞いてみるといいでしょう。
ゼチーア錠は小腸コレステロールトランスポーター阻害薬の代表で、食事からのコレステロールの吸収を抑える作用があります。
リピディル錠とベザトールSR錠はフィブラート系。TG分解酵素の働きを高める作用があります。そのためとくにTGが高い人に効果的です。9位のベザフィブラートSR錠は、この系統のジェネリックです。