著者のコラム一覧
柴田真希管理栄養士

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。

ビタミンB1と“酸っぱいモノ”を 疲れ取る食事を栄養士伝授

公開日: 更新日:

 この時季は、最も胃腸を酷使する季節。脂質糖質の取り過ぎは胃腸に負担をかけます。組み合わせを考えていただくようにしてください。

 具体的には、ビタミンB群、マグネシウムや亜鉛などのミネラルを一緒に取る。ビタミンB群のうちビタミンB1はアリシンという栄養素と組み合わせると吸収率が高まります。アリシンはニンニク、ネギ、タマネギなどに含まれます。さらにクエン酸も疲労回復に役立つ成分。「酸っぱいもの」と覚えるようにしましょう。

 年越しそばは、タマネギを使ったかきあげ天そばに。ネギを多めにし、ホウレンソウやワカメもトッピング。

 お節料理は糖分や塩分が多め。いろいろな種類を少しずついただいてください。なますや酢レンコンはお酢を使った料理なのでぜひ。黒豆、ブリの照り焼き、八幡巻き、豚角煮などにはビタミンB1が豊富です。

 ネギはお雑煮に合います。サトイモ、ニンジン、シイタケなど複数の野菜を入れれば、塩分の排出を高めるカリウムも摂取できます。

 お酒も飲みすぎになりがち。タコ、イカ、エビ、ブリなどの魚介類に含まれるタウリンが、飲み過ぎで疲れた肝臓をいたわってくれます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」