胆管がん<2>手が付けられず2時間で手術終了と3日後に知り

公開日: 更新日:

 東京都足立区に住むサラリーマン、西口洋平さん(38歳)は2014年夏、これまでに経験のない体調の異変を感じた。

 最初は下痢である。不快な下痢が続き、67キロの体重が62キロにまで減った。

 下痢の色は白っぽく気味悪い。とくに肉など脂質が多い食事をとると、すぐにトイレに駆け込んだ。

「原因がわからず、市販の下痢止め薬を飲んでおりました。だが改善されません。消化器系でも悪いのかなと軽く考えていました」

 西口さんは、自宅近くのクリニックで胃腸の内視鏡検査を受診した。しかし、異常が発見されない。

 相変わらず下痢状態が続き、2度目の診察のとき、担当医師に「黄疸が出ています」と、告げられた。

 翌年の2015年2月に入って、紹介状を持って「東京逓信病院」(東京・千代田区)で精密検査を受診。「胆管がん」の確定診断を受けた。

■「おそらく12時間はかかるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された