コーヒーには何を入れるのが健康的なのか? 1日3~4杯がいいというが…
コーヒーは、以前は不健康なイメージのある飲み物でしたが、最近ではその健康効果が科学的に確認され、1日3~4杯のコーヒーを飲むことは健康的な習慣のひとつとして、世界的にも推奨されています。ただ、問題になるのはその飲み方です。コーヒーはブラックで飲むことが健康面だけからすれば最もおすすめで、ブラックコーヒーはほとんどカロリーのない飲み物ですが、その苦みや胃への負担などからミルクや砂糖を入れて飲まれる方が多いと思います。
しかし、砂糖は健康リスクのある成分として、国によっては税金をかけるところもあるほどです。砂糖の代わりに人工甘味料を使ったり、豆乳やハチミツなどを使用することもありますが、そうした成分を入れたコーヒーの健康効果には違いがあるのでしょうか?
今年の栄養学の専門誌に、コーヒーの糖尿病予防効果をブラックと砂糖を入れた場合などで比較した論文が掲載されました。それによると、ブラックコーヒーでは1日1杯飲むごとに、糖尿病のリスクが10%低下していましたが、砂糖や人工甘味料を入れると、そのリスクの低下は小さなものになってしまいました。一方でコーヒーにミルクを加えても、そうした変化は見られませんでした。
健康のためにコーヒーを飲まれる方は、砂糖や甘味料を入れることをなるべく避けた方がよさそうです。