消化器専門医・江田証氏は夜9時以降は食べず胃腸を大掃除
夜は夕食時に赤ワインをグラス1杯飲むようにしています。赤ワインに含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールは長寿遺伝子のサーチュインを活性化させるのです。
21時以降は何も食べません。胃は空腹時に運動して、摂取した食物の食べカスや剥がれ落ちた細胞を十二指腸へ押し流す大掃除をしています。空腹が長時間続く就寝時に活発に掃除を行うので、寝る前に食べると胃や腸の大掃除を妨げてしまうのです。
就寝は23時です。睡眠時間は短すぎても長すぎてもよくありません。7時間の人が最も寿命が長いというデータがあります。
健康にいい生活習慣はどんどん実践していきたいと思っています。
▽江田証(江田クリニック院長)
日本消化器病学会専門医。自治医科大学大学院卒。2005年に無医地区だった故郷(栃木県)で開業し、毎日200人近くを診ている。「小腸を強くすれば病気にならない」(インプレス)、「医者が患者に教えない病気の真実」(幻冬舎)、「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません」(さくら舎)など多くの著書がある。