冷房、寝具は…長引く夏風邪から回復する“温度管理”のコツ
快適さ優先でいいということだが、症状として咳が出る人は、暑苦しくても外出時にマスクは着用する方がいいという。
「咳やくしゃみでウイルスをまき散らさないためです」
感染が周りに広がると、ピンポン感染で再び自分に戻ってくる恐れがある。それも、夏風邪を長期化させる要因だ。
熱が長引いているときは、微熱でも受診するのが無難だ。
「夏風邪の症状は、咳、鼻汁、喉の痛みなどですから、様子を見る人は少なくないでしょう。それでも10日まで。10日を過ぎてもよくならなければ、受診すること。夏風邪のウイルスは、まれに髄膜炎や脳炎、筋炎など命にかかわる重篤な症状を引き起こすことがあります。風邪の症状がなく、38度近い熱が3日以上続く、強い頭痛がある、体重が減る、だるさが続く、というケースは、受診してください」
たかが夏風邪でも、安易な自己判断は禁物だ。