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平山瑞穂小説家

1968年、東京生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年「ラス・マンチャス通信」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。糖尿病体験に基づく小説では「シュガーな俺」(06年)がある。

インスリン投与から食事までの30分で低血糖起こし意識障害

公開日: 更新日:

 それからはインスリンを打った後、僕は食卓に移動し、それまでしていたことの続きをするようになった。そして妻に「低血糖っぽいよ」と指摘されるなり速やかに補食して、それ以上の悪化を食い止めるのである。

 もちろん、それでも万全というわけにはいかない。妻だって、料理中には目が離せないこともある。低血糖のサインに自分でも気づけるように、僕もさまざまな工夫をした。それについては次回に譲ろう。

【連載】患者が語る 糖尿病と一生付き合う法

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