妻にイボの増大を指摘され…がんも一病息災でうまくいく
「大きくなってきたんじゃない。専門の先生に診てもらったら?」
先日の土曜日、妻に指摘されたのが、こめかみにあるイボです。
随分前からあって、鏡で見ると確かに大きくなっていました。
「メラノーマだったら大変よ」
メラノーマは悪性黒色腫で、皮膚がんのひとつ。「ほくろのようながん」といわれます。昨年末に膀胱がんの手術を受けたばかりで、そう言われるとドキッとします。
心配になってiPhoneで写真を撮って、知り合いの皮膚科医に送信。
月曜日には、東大病院の皮膚科専門医に診察してもらったのです。
結論からいうと、「脂漏性角化症」。「年寄りイボ」と言われることもあるように、皮膚の老化現象のひとつ。まったく心配ありません。
何が言いたいかというと、一病息災です。膀胱がんになっていなければ、妻はイボの大きさを気にしなかったでしょう。私も、わざわざ写真を撮ったり、受診したりしなかったはずです。神経質になり過ぎるのはよくありませんが、自分の体を大切にするのは決して悪いことではありません。結果的に受診したことが無駄になりましたが、それでもいいと思っています。